育児ストレス

育児をするという事は、いろいろな段階を経て成長していく子供の変化に対応することでもあります。育児は難しいとこもあるため、特に初めて子供を育てる人にはしばしばストレスとなって表れます。

初めての育児は不安と手探りの中で進みます。出産前にどんなに整えていても、育児書をたくさん読んでも、子供は一人一人に違いがあり、あくまで平均的な話で学んでいるだけですから、子供と向き合ってみて初めて考えなくてはならない事の方が多いのです。

生まれて1年目までは子供が求めるものは、シンプルな要求であり、まだ赤ちゃんと呼ばれる子供に対して養育者も求める事は少ないです。しかし、子供は成長するにつれ情緒の安定を含め要求が複雑化します。そのなかで生活習慣の基本的なものをおぼえさせる必要があるため、すぐに達成できない場合にストレスがたまることになります。
また、子供が幼稚園や保育園に通うようになると、子供を通しての社会が生まれ、他の養育者とのかかわりや、他の家庭や子供の成長の比較などで新たにストレスを作ってしまう事もあります。そのような場合は一人で考え込まず、親や先輩ママなど子育ての悩みの解決方法について相談できる相手を見つけておくといいでしょう。

育児は、こうすれば成功でこうなったら失敗というものがあるわけではなく、トイレトレーニングやその他の生活習慣に至っては、すぐにできなくてあきらめても、子供はどんどん運動機能も脳も発達し成長しますから、1年後に再開したら1度でできるようになる事もあります。こうしなくてはならない、など思い込まずに育児を客観視して子供の成長をのんびり待つ事がとても大切です。

育児ストレス

第1次反抗期の育児

2才を過ぎる頃になると、情緒が発達して感情が豊かになり、自分の好きなものを他の人に見せて自慢するといった行動も見られるようになります。自発性や自立心が育ち始めるこの時期に、第1次反抗期が始まります。

指示を出される事やお世話される事に対して何でもイヤイヤ言い始め、自分でやりたがり、できない事にいらだちを見せます。そして、好奇心によっていろいろなものへの興味が強くなり、行動も今まで以上に広がります。大人から見るといたずらにしか見えない行動や、駄々をこねて泣いたり怒ったりを繰り返す子供を見て、子育てに疲れを見せる時期でもあります。
しかし、この時期に反抗期が起こる事は、成長の過程においては正常であり、世界中で「魔の2才児」とまで呼ばれるという事は、その反抗期に対して大人はちょっとぐったりしたり、ぐっとこらえたりしなくてはならない時期であるという事です。

子供の自分でやりたいという欲求は、大人の時間の流れでは十分にやらせてあげる事は難しく、いらだつかもしれませんが、子供の時間の流れで待つという事は、子供の自主性を育てるにはとても大切な事です。
反抗期は成長の過程であり、わがままや性格からくるものではなく、誰にでも起こるという事を忘れないようにしましょう。

第1次反抗期の育児

1才までの育児

誕生し4週間までの子供を新生児と呼びます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、いろいろなものに少しずつ適応しますが、最も注意し、お世話が必要な時期です。そのために、出産前には病院などで、抱き方やミルクの与え方、おむつ、沐浴の手順など、すぐ養育者がお世話できるように指導が行われています。

新生児は昼夜関係なく、2時間ぐらい眠ってはミルクを飲むという繰り返しで過ごします。
生後3か月頃には、昼間に起きている時間が長くなり、夜に寝る時間が長くなってきます。筋肉が発達してくるので、盛んに手足を動かし始めます。体重は生まれた時を比べて2倍の重さになって、表情も出てきて泣くだけでなく、にっこり笑うようになります。
生後5か月には、脳の発達に伴って、聴覚や視覚、筋肉の発達が進み、体の動きが連動するようになり、ガラガラをつかみ、鳴らしたりして遊べるようになってきます。運動の発達は、個人差が大きいのですが、首がすわる→お座りができる→一人で立てる、といったように上半身から下半身にかけて発達します。
6か月頃には離乳食が始まり、だんだんと乳児からの卒業が近づきます。お座りができるようになり、その後ハイハイができるようになると行動範囲が広がり、一人で遊べるようになります。

しかし、脳も発達してくるにつれ、養育者の顔も覚え、最も愛情を感じる信頼する人と認識できるために、後追いや、人見知りなどの感情が1才を迎える頃になると起き始めます。

1才までの育児

育児とは

育児は、乳幼児を育てる事、子供が生まれた生後0日から、小学校に就学するまでお世話し、養育する事です。
何も一人ではできない、それこそ寝返りすらできない状態で子供は生まれてきます。その子供が、一人で道を歩き車に注意し、友達と挨拶を交わしながら学校へと行くまでに成長するという事は、それまでの6年間は激しく成長しているという時期でもあります。

育児の最も大切な事は、子供と養育者との愛情の交流で、これから成長し大人になっていく上でこの時期に養育者からの愛情を感じて成長していく事が、まず自分を認め、次に他人を認め信頼する事をおぼえ、円満な社会生活へと繋がっていくのです。また、体の成長には栄養が必要ですが、生まれたばかりの子供は母乳か、人工乳しか摂取する事はできません。そのために乳児と呼ばれます。

この乳児期には可能であれば母乳で育てた方が良いとされています。それには、母乳を出す事によって母親に分泌される「オキシトシン」と「プロラクチン」というホルモンがあり、オキシトシンは幸福感や恍惚感、プロラクチンは、赤ちゃんを保護したいという母性本能を沸かせる作用がある事と、出産後最初に分泌される母乳(初乳)には、粘膜免疫で、腸内の病原性微生物から赤ちゃんを守る、lgh抗体が多く含まれるためです。

しかしながら、母乳の出方には個人差がありますし、すべての養育者が出産した女性である、というわけではありません。母乳は大切ですがそれにこだわりすぎず、まず、子供が成長するには愛情が必要不可欠である、という事を第一とし楽しく育児をする事が重要です。

育児とは